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スターリングラードの戦い 占領の証28

 ライフルを手に取ったソコロフは、地上に出ようとした。その時、後ろからガサガサッという音がガラクタの中から聞こえた。反射的に銃口を向けてしまったが、出てきたのはキースだった。
「うわっ・・・ホコリ臭い・・・」
 ゲホゲホと咳をしながら匍匐して出てきた。
「あ、キース・・・」
「ソ、ソコロフ・・・大丈夫か?お前、ここに来る直前に爆風で吹っ飛ばされたぞ」
「ああ、なんか記憶がないんだけど、まあ大丈夫だ。そう言うキースは大丈夫なのか?ガラクタの下敷きになってたみたいだけど」
 おそらく、砲撃で部屋に置いてあった棚や本などが倒れたのだろう。
「なんとかな・・・危うく腰をうつところだった・・・」
 逆にソコロフは下敷きにはならなかったが、思いっきり腰をうった。まあガラクタから自力で出てきたのだから、そこまで危ないという状態ではないらしい。
「あれ?俺の銃がない・・・」
 キースは辺りを探してみたが、見当たらない。
「これじゃないのか?」
 床に転がっている、銃口が完全に曲がったライフル。ちょうどさっきキースが下敷きになっていた倒れた本棚から出てきた。
「こりゃ使い物にならねぇ・・・」
 落胆したキースを横目に、ソコロフは腰のホルスターから拳銃を取り出した。
「これ使えよ。何もないよりはマシだ」
「いいのか?これ、たしか・・・」
 ジオン製の「P-75拳銃」。普通なら、拳銃を所持しているのは下士官クラス以上で、一般兵が持つことはほとんどない。
「路上に落ちてたから拾ったんだよ。しかも、予備のマガジンごと」
「よくやったな。いつもは「P-75」なんて落ちてたら味方同士で戦争になるからな」
 すごいモノを収穫してしまったことに、ついニヤけてしまった。ソコロフ自身はよく知らなかったが、キースが力説しているあたり、以前そんなことがあったのだろう。どうやら、ジオン製の拳銃は連邦軍の間で高い人気を出していて、旧世紀の名拳銃の名前である“ルガー”や“ワルサー”とも呼ばれているらしい。
「わりぃな。新しい銃見つけたら返すよ」
 礼を言うと、2人は改めて今いる場所を見回した。
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theme : 自作連載小説
genre : 小説・文学

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ワルサーや ルガーで形がなんとなく想像できてしまうのが
さすが有名銃w
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職業 鉄道員
趣味 ガンダム・ 旅行・鉄道

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