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スターリングラードの戦い 占領の証24

 残りの敵が逃げて行ったので、さっきまで激戦だったここも、今では静かになった。
「おーい!ソコロフ、キース、ミック!戻ってこい!」
 タリコフ軍曹がこっちに向かって呼んだ。となりにはキッパー軍曹もいる。
「あ、やべぇ。戻らないと」
 他の分隊の生き残りやタリコフ軍曹の小隊も合流し、ザクの周囲を取り囲んだ。イワノフとクレシフが銃でコックピットのハッチをこじ開けようと頑張っているが、どうにもなかなか開かないらしい。
「キッパー軍曹、ハッチが開きません!爆破させましょう!」
「だが、爆薬がない。かといって工兵を呼ぶには・・・時間がかかるな」
 すると、タリコフ軍曹がザクによじ登り、ハッチのすぐ横にあるスイッチのようなものを押した。そうしてみると、閉じていたハッチはブザーを鳴らしながら開いたのである。
「やっぱりな・・・。MSにはハッチの近くに強制開閉をさせるスイッチがあるんだよ」
「ほほう。って、なんか血なまぐさいぞ。なんだ?」
 思わず近くにいたクレシフが鼻を押さえてしまった。
「ったく、ふざけやがって・・・」 
 コックピットにはパイロットと思わしき死体がいた。その死体の右手には拳銃があり、ヘルメットをかぶった頭は、弾が貫通したらしく、その穴からグチャグチャと小さい音を立てながら血を流していた。
「敵に捕まるよりは死んだ方がマシか・・・。まあ、この状況を考えたら、そうとも言い切れないかもな」
 倒れたザクの近くで、戦闘不能になったマゼラアタックから3人の戦車兵が引きずり出され、銃床(ストック)でなぐられ、蹴り飛ばされていた。下手したら殺されてもおかしくないだろう。
「ん?まだ無線は動いているのか・・・」
 タリコフ軍曹がダイヤルを回し、適当なチャンネル位置に合わせようとした。
「確か、ジオンの周波数は・・・ええと・・・」
 ザ――――というノイズ音が続いたが、何回か周波数を変えると、人の声が鮮明に聞こえてきた。
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theme : 自作連載小説
genre : 小説・文学

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