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決心2

 ヘリオポリスから近い宙域に小惑星の陰に隠れて2隻のザフト軍戦艦が停まっている。ナスカ級「ヴェサリウス」とローラシア級「ガモフ」である。名高き「クルーゼ隊」に所属する艦で、「ヴェサリウス」はフレディック・アデスが、「ガモフ」はゼルマンが艦長を務め、全体の指揮をラウ・ル・クルーゼが行っている。少し前に「クルーゼ隊」指揮下の赤服パイロット達が「ヘリオポリス」に向かって行ったばかりだ。
「そう難しい顔をするな、アデス」
 そう言われて言葉につまったアデスは眉間のしわをよせた。
「は、しかし、評議会からの返答を待ってからでも遅くないのでは」
 がっしりとした体型な上に四角い顔立ちが特徴な彼は少し心配気味になっている。だが、ラウはその言葉を打ち消すように冷静に1枚の写真をはじいて、
「遅いな、私の勘がそう告げている。ここで見過ごさばその代価、いずれ我らの命で支払わねばならなくなる」
 はじいた写真にははっきりと写ってはいないが、ザフトの物ではないと思える人型の一部が写っていた。
「地球軍の新型兵器、あそこから運び出される前に奪取する」
 銀色のマスクで顔の上半分を覆っていながらも、その眼にはあきらかな確信を持っているように見えた。
 コロニーの外がこれから大変なことになることも知らず、町は穏やかで、そして平和だった。
「そういえば、父さんと母さんはどうしているのだろう・・・」
 父さんと母さんはオーブ本国の「オノゴロ島」に住んでいる。父さんが「地球で暮らすのがいい」と言って、僕を「ヘリオポリス」に残して「オノゴロ島」に移住してしまった。その後、プラントと連合が戦争になった時、僕は迷った。このままいるのか、それとも、反対を押し切って軍に志願するのか。だが、父さんは違った。父さん自らが地球軍に手続きして、僕が志願できるようにしたのだ。だがまだ工業高校を卒業していない上に、まだ完全に決まったわけではなかった。表向きは志願した、となっているけど実際はまだ手続きをしてないない。
「ま、いいか。先の話だしな」
 立ち上がろうとしたら、突然何かの爆発音が起きた。それも軍の施設と港からだった。かなり大きい音で、広範囲に爆風が広がった。
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theme : 自作連載小説
genre : 小説・文学

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