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スターリングラードの戦い 占領の証21

 と、待っていた時、頭上の方から新たな声が聞こえた。
「そこの同志!ザクを狙うのか!?」
 声を出した割にはザクに気づかれていなかった。ソコロフのことを“同志”と呼んだその兵士は、隣に機関銃を設置していた。
「ああ、援護を頼む!」
 そう言ったあと、3階の窓からザクに向かって「50口径12.7mm M3重機関銃」が火を噴き始めた。もちろん、機関銃でザクを倒そうとしているわけじゃない。だが、ザクの注意を引こうとするには十分すぎる援護射撃だった。
 連続してザクの頭部に弾が集中して当たり、その反動で若干よろけそうになったザクではあったが、無論、水平システムが作動し見事に体勢を戻そうとしていた。ソコロフは、その間にザクの背中に回り込んだ。
「ミック、お前はバックパックを狙え!俺は関節を潰す!」
 無言で、「了解した」という、親指を立てて拳を突き出したそのサインをソコロフは受け取った。ちょうど、ソコロフはザクを後ろから見上げる位置にいた。わずかながらそのザクのバックパックから煙が噴きだしていて、これ以上攻撃を受けたら爆発して倒れてもおかしくないなかった。道が狭いためノロノロと動くことしかできないザクは、機関銃の銃撃をまともに頭部に浴びられながらも、必死に体を機関銃陣地に向けようとしていた。
 再びRPGの安全装置を外したソコロフは、左足の関節に照準を定めた。距離があるわけではないものの、スコープで覗いた。そして、RPGを載せている肩と、照準の安定感が保たれたと思ったソコロフは、ゆっくりと、そして静かに引き金を引いた。
「うわっ!なんだ!」
 引き金を引いた瞬間、肩に強い反動がかかり、思わず転んでしまった。噴射煙が顔にかかり、咳が連発して、さらに顔面がすすだらけになったと思った。
「外したかな・・・・いや、大丈夫だ!」
 反動を抑えられなかったので、弾道は間違った方向に飛んだと思ったが、意外に、まっすぐ飛んだ。
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theme : 自作連載小説
genre : 小説・文学

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