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スターリングラードの戦い 占領の証4

 なんとかビルに逃げ込んだとしても、敵の位置と兵装が不明な限りまだ安全ではない。仮に判明したとしても、場合によっては危険なこともあるだろう。
「どうするんですか軍曹!このままでは俺たちまで瓦礫に埋もれてしまいます!」
 M-299分隊支援機関銃を腰で支えていたクレシフが怒鳴った。
「・・・とりあえず、イワノフ。ここで付近の部隊に連絡をしてくれ!」
 通信兵のイワノフはすぐに小型の無線機で連絡しようとした。が、
「軍曹!先ほどの砲撃で・・・」
 無線を見ると、無線が半壊していて、完全に使えない状態になっていた。
「こりゃ大変だ!MS(モビルスーツ)が来てるぞ!」
 窓で見張っていたキースとチェイコフが新たな部隊を発見した。
「ザクが来たのか!?」
「この装備では歯が立たないじゃないか!」
 分隊が持っている対戦車火器は、バズーカと小型の使い捨てロケットランチャーぐらいで、たった1機のザクを相手にするのも難しいぐらいだった。そもそも、MSを相手に戦うのは「対MS特技兵」で、ソコロフたちのような「歩兵分隊」がすることではないだろう。 だが、こうなってしまった以上、単独で応戦する以外にすることは無きに等しい。
「くそっ、出口が開かない!」
 砲撃のせいで反対側にでる勝手口が開かなくなった。まだジオン兵に見つかってはいないものの、この状態が続けばいつかは見つかってしまうだろう・・・。ソコロフは、何か先に進む場所はないかと探してみたが、見当たらなかった。
「おい!階段があったぞ」
 この階段を上った階が逃げ道かどうかは分からないが、先に進むことにした。
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theme : 自作連載小説
genre : 小説・文学

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