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スターリングラードの戦い 占領の証2

 バタバタと銃弾の前に倒れていく兵が続出し、50人もいた部隊はいまや10人ちょっとまで減っていた。生き残った何人かは、攻撃の失敗を悟り、引き返してしまった。だが、悲劇はここからだった。
 将校は、「撤退しろ!」と言うのではなく、
「戻れ!攻撃しろ!前進あるのみ!戻れ!」
 と、ソコロフたちにとっては矛盾したようなことを言った。それでも兵士たちは、戻ってこようとした。諦め顔をした将校は、他の将校に射撃の態勢の合図をし、自分もホルスターから拳銃を取り出した。
 合図をした途端、将校たちの銃が、撤退する味方兵に向けて発砲された。
「逃げ出す者は容赦なく殺す!」

 瓦礫に隠れて見ていると、
「軍曹、あれは一体・・・」
 ソコロフはついこの現場を見て聞いてしまった。
 すると、キッパー軍曹がゆっくりと返答をした。
「あれが、連邦軍東欧戦線の戦法だ・・・俺も、あの時・・・」
「戦法って・・・ただの突撃しか見えない・・・」
 キースがつぶやいた。
「開戦当時から、俺たちはこんなことばかりしている・・・ただやみくもに突撃し、その場から逃げようとすれば後ろから殺されるのさ・・・」
「つまり、“死ね”ってことですか?」
 結論を聞こうとキースが問いかける。
「そうさ・・・死ぬまで守り続けるか、奪うまで意味もなく突撃するか、この2つしか俺たちにはない」
 それを聞いたみんなが、顔を落とした・・・ 
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theme : 自作連載小説
genre : 小説・文学

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