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スターリングラードの戦い 突入3

 将校のどうでもいいような演説が終わると、ソコロフたちはすぐさま桟橋につないであるモーターボートに乗せられた。
 ソコロフの乗った船は何もなかったが、ボートの周りに、エンジンが付いていない渡し船や、いつの時代か分からないような古めかしい蒸気船などが係留されており、どの船も向こう岸の高台から撃たれた160ミリ榴弾砲によって無残な穴が空けられていた。そしてそこを薄っぺらい板が釘で打ちつけられていただけだった。
「貴様たちは幸運だな!他の船よりも早く岸に着くぞ!」
 船を操舵する工兵がわめいた。
 そう言ったあと、モーターボートは動きだし、徐々にスピードを上げていった。
 対岸にはすぐに着いた。桟橋にわたる前に後ろを見たら、さっきまで漕いでいた渡し船がバラバラになっていた。
 将校たちに促されるまま強引に上陸し、ソコロフはややぬかるんでいる地面に立ち上がった。だが、ゆっくりしている暇はなく、ソコロフたちは土手の方へ走らされた。左右を見ると、どこにも死体や瀕死状態の負傷兵が転がっていた。ふと、隊列から逃げ出す新兵が現れた。そしてその新兵はすぐに迫撃砲の直撃を受けて砕け散った。
 常に動いていなければ高台からの的になることは明々白々なことで、また止まることを将校たちは許さなかった。
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theme : 自作連載小説
genre : 小説・文学

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