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スターリングラードの戦い 占領の証32

 ガレキの山を駆け上がり、再び外の様子を見てから出た。先ほどまで通りを闊歩(かっぽ)していたジオン軍の部隊は去っており、残っているのは片付けられていない連邦兵の死体や撃破された装甲車が残っているだけだった。通りがこうなっている以上、イワノフが死んでいる可能性はかなり高い。
「・・・・反対側か・・・」
 向かい側に着くまで10秒もかからなかった。誰もいないゴーストタウンと化した通り一帯は、砲撃や爆撃の音が遠くから聞こえるだけだった。
「こりゃあ、イワノフが生きている確率は・・・」
 イワノフが隠れていると思われるビルは、メガ粒子砲の砲撃で半壊しており、正面の玄関から入ることができなかった。
「他に入口は・・・」
 窓から入るには危険すぎる。正面から入る必要がありそうだ。
「なんとか突き刺さった柱をどかさないと・・・」
 そう考えていた時、ビルの中から何か音が聞こえた。物をどかすような音がした。
「・・・イ、イワノフか?」
 キースがそっと音のする方向に声をかけた。いや、間違えて声を出してしまった。もしかしたら、中にいるのはイワノフではなく、味方のメガ粒子砲の砲撃で生き埋めになりかけたジオン兵が、脱出を図ろうとしているのかもしれない。だが、その不安はすぐに消し去った。
「キース?キースなのか!?」
 声ですぐ分かった。やはりイワノフだ。
「ああ、俺だ。キースだ。それに、ソコロフもいる」
 安堵の表情を浮かべたが、まだ安心はできない。
「だったら、助けてくれ!出れないんだ!」
「分かった分かった。今助けるから頼むからわめかないでくれ。敵に見つかると厄介になるからな」
「・・・ああ、すまない」
「それと、ソコロフ、軍曹たちを呼んで来い」
 さすがに2人でガレキをどかすのは無理がある。結局、隠れていた軍曹たちも来ることになった。

 こうして、クレシフが機関銃で、軍曹が手持ちのアサルトライフルで援護し、残りの3人(ソコロフ、キース、ミック)がガレキをなんとか片付け、イワノフを助け出した。
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theme : 自作連載小説
genre : 小説・文学

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