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スターリングラードの戦い 占領の証4

 なんとかビルに逃げ込んだとしても、敵の位置と兵装が不明な限りまだ安全ではない。仮に判明したとしても、場合によっては危険なこともあるだろう。
「どうするんですか軍曹!このままでは俺たちまで瓦礫に埋もれてしまいます!」
 M-299分隊支援機関銃を腰で支えていたクレシフが怒鳴った。
「・・・とりあえず、イワノフ。ここで付近の部隊に連絡をしてくれ!」
 通信兵のイワノフはすぐに小型の無線機で連絡しようとした。が、
「軍曹!先ほどの砲撃で・・・」
 無線を見ると、無線が半壊していて、完全に使えない状態になっていた。
「こりゃ大変だ!MS(モビルスーツ)が来てるぞ!」
 窓で見張っていたキースとチェイコフが新たな部隊を発見した。
「ザクが来たのか!?」
「この装備では歯が立たないじゃないか!」
 分隊が持っている対戦車火器は、バズーカと小型の使い捨てロケットランチャーぐらいで、たった1機のザクを相手にするのも難しいぐらいだった。そもそも、MSを相手に戦うのは「対MS特技兵」で、ソコロフたちのような「歩兵分隊」がすることではないだろう。 だが、こうなってしまった以上、単独で応戦する以外にすることは無きに等しい。
「くそっ、出口が開かない!」
 砲撃のせいで反対側にでる勝手口が開かなくなった。まだジオン兵に見つかってはいないものの、この状態が続けばいつかは見つかってしまうだろう・・・。ソコロフは、何か先に進む場所はないかと探してみたが、見当たらなかった。
「おい!階段があったぞ」
 この階段を上った階が逃げ道かどうかは分からないが、先に進むことにした。
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genre : 小説・文学

スターリングラードの戦い 占領の証3

「さあ行くぞ!先はまだ遠い!」
 殺戮の現場を離れ、ソコロフたちは広場を迂回しつつ「ママエフの丘」に向けて出発した。しばらくの間、ジオン軍による投降の呼びかけが続いた以外、何も起きなかった。時々聞こえるMSの低い音、そして大げさにも聞こえるザクマシンガンの発射音。聞こえるたびに皆背中を震わせた。いつか、自分たちの所にもやってくるのではないかと。
 だが、そんな静寂はすぐに消えてしまった。
「なんだ、この音は?」
 キースが疑問に思った瞬間、
「散らばれ!全員伏せろ!迫撃砲だ!」
 ヒュルヒュルヒュル~~~という高い音が連続でした後、道路のすぐ隣のビルに直撃した。
「ネクノフ!ノワシフ!」
 最後尾の方にいた2人が、ビルの倒壊に巻き込まれ、気がついた時には2人がいた所は瓦礫の山と変わっていた。
「くそっ!あいつら!」
 分隊で初めて死者が出た。誰もが見たことのない、あまりにもあっけなさすぎる死だった。
「ふざけるなジオン野郎!出て来い!俺がまとめて潰してやる!」
「わめくな!キース二等兵!冷静に!」
 しかし敵は、ソコロフたちを感傷にひたらせようとはしなかった。
「連邦軍がいるぞ!攻撃しろ!」
「生き残りだ!1人残らず潰せ!」
 道路の正面から、ジオン軍歩兵部隊が近づいてきた。さらに、その後ろからは、ハーフトラック(車輪とキャタピラがどちらもついた高速の装甲車)が3両、機関銃で、となりのマゼラアタック(ジオン軍の戦車)が2両、戦車砲と機関銃で援護していた。迫撃砲の位置は特定できず、まだ砲弾の音は続いていた。
「くそっ!ジオン軍め!小隊ごとつぎ込んでやがる!」
 キッパー軍曹が敵の規模を察知し、さけんだ。
「軍曹!このままでは迫撃砲と機関銃で全滅します!」
「ええい!あのビルの中に退避しろ!全員ビルの中に入れ!」

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Author:すけさん
ご覧いただきありがとうございます。

職業 鉄道員
趣味 ガンダム・ 旅行・鉄道

好きなアニメ ガンダム系
好きな映画 プライベートライアン ブラックホークダウン
好きな音楽 ポルノグラフィティ・いきものがかり

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