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スターリングラードの戦い 占領の証2

 バタバタと銃弾の前に倒れていく兵が続出し、50人もいた部隊はいまや10人ちょっとまで減っていた。生き残った何人かは、攻撃の失敗を悟り、引き返してしまった。だが、悲劇はここからだった。
 将校は、「撤退しろ!」と言うのではなく、
「戻れ!攻撃しろ!前進あるのみ!戻れ!」
 と、ソコロフたちにとっては矛盾したようなことを言った。それでも兵士たちは、戻ってこようとした。諦め顔をした将校は、他の将校に射撃の態勢の合図をし、自分もホルスターから拳銃を取り出した。
 合図をした途端、将校たちの銃が、撤退する味方兵に向けて発砲された。
「逃げ出す者は容赦なく殺す!」

 瓦礫に隠れて見ていると、
「軍曹、あれは一体・・・」
 ソコロフはついこの現場を見て聞いてしまった。
 すると、キッパー軍曹がゆっくりと返答をした。
「あれが、連邦軍東欧戦線の戦法だ・・・俺も、あの時・・・」
「戦法って・・・ただの突撃しか見えない・・・」
 キースがつぶやいた。
「開戦当時から、俺たちはこんなことばかりしている・・・ただやみくもに突撃し、その場から逃げようとすれば後ろから殺されるのさ・・・」
「つまり、“死ね”ってことですか?」
 結論を聞こうとキースが問いかける。
「そうさ・・・死ぬまで守り続けるか、奪うまで意味もなく突撃するか、この2つしか俺たちにはない」
 それを聞いたみんなが、顔を落とした・・・ 
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genre : 小説・文学

スターリングラードの戦い 占領の証1

 川岸から歩き始めて数分後、ソコロフの分隊は、とある広場の門の前で何かを叫んでいる50人ぐらいの部隊を発見した。そして、その後ろからは将校らしき人物がどなり声で投げかけていた。
「赤軍へ忠誠を誓うかっ?」
「おおおおお!」
「母なるロシアの大地に命をささげるかっ?」
「おおおおお!」
「ならば、その忠誠を己の力で示すのだっ!行けええ!進めえええ!」
 その途端、門の両側にいた軽武装の兵士たちが広場に向かって飛び出した。
「行けええ!前進あるのみ!後退は許さん!」
 残った将校だけが叫び続けていた。
 
 飛び出した連邦兵たちが向かったのは、反対側にあるジオン軍最前線陣地だった。そこには、「いつでも来て大丈夫」と言わんばかりに、瓦礫には機関銃や迫撃砲が大量に配置され、向かってくる兵士よりも豊富な武装のジオン軍歩兵が射撃体勢をしていた。さらに、その後ろには、ジオン地上軍支援戦車「マゼラアタック」が3両止まっていて、砲塔が連邦兵の突撃する方向に向いていた。
「来るぞ!射撃用意」
 下士官が合図の手を出し、それにならって指揮下の歩兵たちが銃を構えた。そして、煙の中突撃を仕掛けてくる姿を見つけた瞬間、
「撃ち方始め!」
 機関銃、アサルトライフルが火を噴きだし、迫撃砲の音が鳴り始めた。

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スターリングラードの戦い これまでの戦況11

 とにかくスピードが第一のジオン軍は、補給物資のルートを細かく設定し、さらに補給部隊の警護を強化した。さらに、ミノフスキー粒子の散布濃度を上げた。
 連邦軍は防御陣地を強化させていたが、無意味に等しく、中央軍集団がモスクワを占領し、北方軍集団と中央軍集団の一部がウラル山脈に到達するまでに20万人以上が死傷し、全戦線で約80万人が捕虜になった。そして、450両以上の装甲戦闘車両が鹵獲されてしまった。
 MSの前に対抗する術を持たぬ敵を粉砕したジオン軍は、念願であったウラル山脈の鉱山資源確保という目標を達成し、進撃を停止し、採掘に専念させた。
 だが、南方軍集団は泥沼の戦いに、ずるずるとはまり込んでいたのである。背水の陣を覚悟した連邦軍は、ヴォルガ河にある一大工業都市「スターリングラード」で必死の防衛線を構築させた。これに対し、連隊規模での占領を考えていたジオン軍側は、なんとしてでも占領する為に2個軍(しかも虎の子の「第6軍」と「第4装甲軍」)をつぎ込ませた。さらに、事前に「ガウ爆撃輸送機」や「ドダイ爆撃機」などによる絨毯爆撃を行い、陸上部隊を投入させて、市街地の約9割は占領した。だが、それでも連邦軍は徹底抗戦を続け、攻勢は頓挫した。それでも徐々に連邦軍を河原へと追いつめ、最前線の機関銃陣地からはヴォルガ河を渡る船や桟橋が見えるほどだった。
 「第6軍」の司令部からは「勝利宣言」が出され、一部では祝杯をあげるほどだった。そのようなことをしている中、連邦軍では着々と反攻作戦の準備を始めていたのである。

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genre : 小説・文学

スターリングラードの戦い これまでの戦況10

(C軍集団)
「第6装甲軍」
 第32MS師団
 第33MS師団
 第34MS師団
 第35MS師団
 第13装甲師団
 第14装甲師団
 第15装甲師団
「第2親衛突撃軍」
 第6親衛山岳師団
 第7親衛擲弾兵師団
 第8親衛装甲騎兵師団(コサック師団)
 第9親衛装甲師団(ズム師団)
 第10親衛装甲師団(ダイクン師団)
「第8装甲軍」
 第46MS師団
 第47MS師団
 第48MS師団
 第49MS師団
 第19装甲師団
 第20装甲師団
 第21装甲師団
南方軍集団
(D軍集団)
「第6軍」
 第29MS師団
 第30MS師団
 第31MS師団
 第15歩兵師団
 第16歩兵師団
 第17歩兵師団
「第4装甲軍」
 第18MS師団
 第19MS師団
 第20MS師団
 第21MS師団
 第7装甲師団
 第8装甲師団
 第9装甲師団
(E軍集団)
「第11軍」
 第64MS師団
 第65MS師団
 第28装甲師団
 第31歩兵師団
 第32歩兵師団
 第33歩兵師団
「第12軍」
 第6降下猟兵師団
 第7降下猟兵師団
 第8降下猟兵師団
 第9降下猟兵師団
 第3降下装甲師団
 第4降下装甲師団
「第7装甲軍」
 第39MS師団
 第40MS師団
 第41MS師団
 第42MS師団
 第16装甲師団
 第17装甲師団
 第18装甲師団

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