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決心22

 司令塔に入り、案内人に聞いてみた。
「すいません。ケルシー司令はどちらですか?」
「司令は今、司令室におります」
 急いで廊下を走り、エレベーターにかけこむと、そこに司令はいた。
「ああ、ホーカー君」
「はぁ、はぁ、はぁ・・・あ、司令!」
「どうしたのだ?そんなに急いで」
「はい、実は話が・・・」
 それから、僕は今までの経緯を話し、自分の決心を述べた。
「やっぱり、僕は、軍に志願します!」
「そうか。にしても早いな」
「はい・・・今、改めて思ったんです」
「ふむ」
「地球が、僕たちの地球が、今侵略されていることを」
「・・・」
「僕は、そこまで関係ないのかもしれません。ですが、ザフトから自分を、そして地球を守るには軍に志願して、少しでもいいから助けになりたい・・・」
「そうだな」
「自分は、MS試験のテストパイロットに志願いたします」
「・・・よし、分かった。君がそれでいいなら手続きをしよう」
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theme : 自作連載小説
genre : 小説・文学

決心21

 話している途中、電話が鳴ったので、
「おっと、キミと話せて楽しかったよ。またな!」
「ええ」
 一方的に話が打ち切られ、仕方なくその場を後にした。
 ふと考えてみれば、ここまで来た道のりはそう長くはなかった。しかしなぜここに僕はいるのだろう。さっきの人が言っていたように、“アークエンジェル”という戦艦はザフトに狙われている。そして、さっき観たことだが、その“アークエンジェル”と、新型のMSはヘリオポリスで建造されていたらしい。それでザフトはヘリオポリスを襲撃したと、いうことになる。つまり、今僕は「難民」という存在に変わり、そしてすぐに「軍人」にすり替えられてしまった。
「こんなことしているうちにも、地球でも地球軍が苦戦しているのだろうな・・・」
 だとしたら、やはりここにいるからには、自分にできることを探さなければならない。かつてジュニアモビルスーツを作った僕にとって、歩兵として戦うよりは、MSを乗り回している方が似合ってるかもしれない。
 それに、平和を取り戻すというのなら、地球軍は1人でも人材が欲しいだろう。ならば、今すぐあの人に言わなければ!

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決心20

「なにか、あったのか?」
「いえ・・・ただ難攻不落に見えて意外と脆いんだなとビックリしました・・・」
「ま、そうだよな。ただ、どうして陥落されたかが問題なのさ」
 その店主は、陥落された内容を深く知っているような気がした。
「まあ、“アルテミスの傘”は常に稼働しているわけではありませんので、長距離からのレーザー攻撃だと思いますが」
「普通はそうだろ?」
 別の理由らしい。だとすると、人海戦術による無謀な突撃か?まさか、それはあり得ないだろう。
「それがこりゃまたバカな話でね・・・」
 少し笑いかけながら話してきた。
「地球軍が極秘開発していたMSをヘリオポリスでザフトに奪われたのは知っているよな?」
「ええ、まあ」
「その中に、“ミラージュコロイド”っていう、MSが透明になる装置を付けた機体があってな、傘が稼働していない時にそいつで中に入られてドカンだ」
「これはこれは・・・」
「地球軍が開発したのに、逆に地球軍が攻められているじゃないか。こんなバカな話など聞いたことがないぜ!」
 確かに、普通に考えてみればバカな話だ。しかし、店主の顔が暗くなった。
「“アークエンジェル”を襲うためにアルテミスを襲撃したっていうらしい・・・」
「“アークエンジェル”?」
「ほら、ヘリオポリスで開発していた地球軍の新型戦艦のことだよ」 

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決心19

 それから保管されていた私服を受け取り、自室まで係員に案内された。
「ふう・・・意外と広いんだな」
 ベッドが1つに、すでに本が10冊ほど入っている棚、コンピュータが置かれている机、連絡用のモニター、と備品は少ないが、店で何か買えば多少はアレンジできそうなぐらいだ。
 ある程度持ってきた荷物を整理した後、ぶらぶらと基地内にある店に向かった。

「お、見ない顔だな。新入りか?」
 突然声をかけられた。よく見ると店の店主のようだ。
「あ、はい。よろしくお願いします」
「よろしくな。ということは、ここに来るのは初めてなんだな?」
「はい」
「大抵の消耗品とか食品はこの辺の店で揃うけど、足りなかったりなかったら少し離れているけど、ショッピングセンターに行くといいよ。ま、行く時は私服に着替えるんだぞ」
「はい。分かりました。ありがとうございます」
「戦時下だから仕方ないけど、物価が上がるのはつらいんだけどね」
「ええ、たしかにそうですね。地球軍もあまり戦況がよろしくないとか」
「そういえば、誰かが言っていたような気がしたが、このあいだユーラシア連邦の要塞が陥落したらしいよ」
「それって、“アルテミス”ですか!?」
 前にニュースで見たことがある。難攻不落の要塞で、攻撃を全然うけつけないことで有名になった。
「ああ、そんな感じの名前だったな。それがどうかしたのかい?」
 あの要塞が落ちるとは思っていなかった。絶対にあり得ないはずなのに。

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決心18

 なんだかサービスマンに言い寄られているような感じだったが、それでも少し抵抗した。
「しかし、まだ自分は心の整理が・・・」
 本心で思っていることを述べつつ、返事を予想していた。
「ま、それが普通だろうな」
「え?」
 思わぬ答えにちょっとだけ驚いた。
「住んでいたヘリオポリスが崩壊したと思ったら、いきなり地球軍の制服を着せられて、こうして基地にいるなんて考えもしなかったことだろう・・・」
「まあ、たしかにそうですね・・・自分も最初は理解できませんでした」
「しばらく考えてみてはどうだ?時間はたっぷりある。まだ落ち着かないなら、答えがはっきりするまで待つよ」
「・・・・・」
「答えが出たら私に言ってくれ。ノーなら私はキミをオーブに送らなければならない。地球連合に入っていないオーブの人が入ることは許されないからな。まあ、その前にここで見たことを秘密厳守することを誓ってもらうぞ」
「はぁ・・・・・」
「だいぶ大変そうだな。安らぎの場になるかは分からんが、この基地には少しだが娯楽施設があるし、基地の隣にはちょっとしたショッピングセンターもある。時間はたっぷりあるから、そっちも行ってみてはどうだ?ちなみに、隣のショッピングセンターは非武装地帯になっているから、その制服では行かないでほしい」
「・・・・そうですか・・・」
「今自分が着ている制服に、正義はあるのか、もう一度考え直したほうがいいぞ。そして、決まったら私に言ってくれ。いつでも待っているからな」
 せっかくの便宜を無駄にするわけにはいかない。
「はい、分かりました。もう少し考えてみます」
「それがいいだろう」

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